パソコン・タブレット・スマホで見れます

獅子舞の構成と諸道具

獅子舞の構成

頭


獅子頭3人(牡獅子2 牝獅子1)
天狗面1人(露払)
ヒョットコ面1人(蝿追い)
笛4人(横笛)
ササラ引4人
花籠2人
唄い手4人
金棒曵2人
法螺貝2人

  総員20余名となる。

獅子頭及び其の他の諸道具

獅子面は高麗狗に似て居り金色の剣の形をした「角」2本生やしたのが牡獅子。
黒塗りのねじれた棒状の「角」2本を生やしたのが牡獅子。
金色の宝珠の玉を額に付けたのが牝獅子。
何れも黒塗りの面、剣と宝珠は金色に輝く。目には青色の貝が嵌めこまれている。
耳は立っている。どの獅子も頭上に鳥の羽を挿す。また各家より集めた諸々の神社
の御札を細長く切り「シデ」を作り獅子の後頭部に付け背に下げる。
其の他天狗は鼻が高く朱塗りでいかめしい。ヒョットコは普通市販のもので最初の
ものではないらしい。
獅子が胸に付ける太鼓は大正2年8月新調したもので三つ巴の模様がついている。
笛は竹の横笛六つ穴。
ササラは長さ30糎位の樫の棒を輪型に凸凹を刻み、それに25糎位の細竹の一部
を細かく裂いてこれで棒をこすり太鼓に合わせて音を出す楽器である。
金棒及び法螺貝は普通のものである。

舞人の服装

獅子を舞う人は「手甲」「裁つっけ」(もんぺえと脚袢の組合せのような穿物)
白足袋と草履ばき、白だすき、
そして獅子頭の?から下に、「みずひき」と言って唐草模様の布で前を覆い太鼓は
布の内で鳴らす。
天狗は大体獅子の舞人と同じ服装だが「みずひき」は付けない。赤色の布で作った
太い「たすき」を掛ける。
そして腰に瓢箪、右手に剣、左手に幤束を持つ。
「剽男」は獅子の舞人と同じだが「みずひき」は付けない。軍配とへ幤束を持ち
獅子の舞に合わせて周囲を面白可笑しく踊り廻る。
笛吹きは夏羽織に白足袋草履で編笠を冠る。
金棒、ササラ引等は男子は紺の腹掛股引で黒足袋草履履き、女子は和服で菅笠に
造花を付けて冠る。
時には女子が男子の服装で参加することもある。
花籠を振る人も金棒引と同様な姿である。舞人は腰の周りに小さなご幤を数本
挿して居る。見物人は
それを我勝ちに取り合い厄除けにした。中にはお賽銭を上げて戴く人も居た。

写真で見る獅子舞の構成


牡獅子 牡獅子 牝獅子 天狗 ヒョットコ 横笛 ササラ ササラ引き 花籠 唄い手 法螺貝 幣束

このページのTOPへ戻る

鉄囃子連保存会の舞風景

Link